"人類の敵"を抹殺せよ!衝撃の裏切りが気持ち良い知略サスペンス【無能なナナ】レビュー!
どうも。ネカフェ勤務のUMAです。
今回はこちら【無能なナナ】というマンガ作品を紹介レビューしていこうと思います。
始めて出会ったのは勤務中のネカフェ。
本棚整理中に見つけたのが始まりでした。
まず、表紙からしてこう、俺ちゃんが好きそうな"ポプエゲ感"が漂ってますよね!!
そして何より、単行本が他のコミックと比べて厚いんですよwww
凄い目を引くんですよねw
取り敢えず、作品は表紙のイラストから入るタイプの俺ちゃん。ポップで可愛らしいイラストが刺さり「いつか買ってみよう」とマンガ購入リストに追加していた。
んで、ここ最近やっと購入に至った訳だが、いやぁ…
俺ちゃんの目に狂いはなかった。最高にポップでエゲツない作品だった訳だ。
…てな訳で、今回はそんな【無能なナナ】がどんな作品なのか紹介していこうと思う。
あらすじ
絶海の孤島。
そこには、様々な"能力"を持った少年少女達が日々、いずれ訪れる"人類の敵"と戦う為に勉強や訓練を行う為の学校があった。
能力は各生徒によって様々。
瞬間移動が出来る者、炎を操る者、予知能力に傷の治癒能力などなど…
産まれながらにして持っていたその能力を、来たる"人類の敵"との戦いに備えて磨いていた。
そんな能力者ばかりの島で一人、自分の"無能"さに嫌気がさしていた主人公【中島ナナオ】。
特別な能力がなく、日々、周りに馴染めずイジられる毎日を送っていた。
そんなある日、クラスに転入生が二人やってくる。
一人は活発で元気な少女【柊(ひいらぎ)ナナ】。【人の心を読む能力】を持っている少し空気の読めない女の子。
そしてもう一人、寡黙で何を考えているか分からない男【小野寺(おのでら)キョウヤ】。持っている能力は不明と、何やら怪しい男。
そんな二人の転入生を迎えたクラス。
その内、ナナは隣の席なのも相まってえらくナナオの事を気に入り、度々アプローチをかけてくるようになり、ナナオも次第にナナに心を開いていった。
そんな明るいナナに押されクラスのリーダーに推薦されるナナオ。
自分に自信がなかったナナオだが、ナナに後押しされ、みんなの前で隠していた自分の能力【人の能力を無力化する能力】を発揮し、リーダーになる事を決意する。
果たしてナナオは個性豊かな能力者の集まる学園で、リーダーとして上手く立ち回る事は出来るのか!?
そして、リーダーになったナナオと心の読めるナナの甘酸っぱい青春はどう進んでいくのか!?
…てな内容。
第一話からキュンキュンと急接近、急加速な二人!!
能力者が集まるという非日常の中、彼らは一体どうなっていくのかが非常に気になる作品ですよね!!!
ここまででこの作品が気になった人。
この先を読まずに、いち早く原作を読んで欲しい。
悪い事は言わん。今すぐ引き返して原作を読むのだ。
この先、序盤のネタバレあり!
「今のあらすじだけじゃまだ読む気にならんなぁ〜」って人だけ下にどうぞ↓↓↓
さて、ここまで残った諸君。
薄々気付いてるんだろ?
俺ちゃんがただのラブコメを、このブログで紹介する訳がないと言う事を。
そう、最初にも言ったがこの作品は『ポプエゲ』な作品であると、俺ちゃんは言った(※ポプエゲ…ポップでエゲツないの略)
あのあらすじだと、まだエゲツなさが足りなかったと思う。
本当ならこの先を読まずに、黙ってネタバレ無しで原作を読んで頂きたい所だが、『え〜、あらすじ聞いた感じ面白く無さそう〜』ってな人の為に微ネタバレ有りでこの漫画の本当の面白さを語りたいと思います。いいか、引き返すなよ!!!絶対読みたくなるよう努力するから!!!!!←
さぁ、この作品が何故『ポプエゲ』と言わしめたのか。そちらをレビューしていきたいと思う。
『【ラブコメ】?いいえ【知略サスペンス】です!!衝撃の裏切りがてんこ盛りの【無能なナナ】の本当の姿…!!』
人類の敵。
それは、人類を脅かすとされる化け物達の総称。能力を持った子供たちは絶海の孤島の学校に集められ、そこで"人類の敵の恐ろしさ"を叩き込まれていた訳だが
実際に人類の敵を目にした事のある生徒は一人も居なかった。
それもそうなのだ。
何故なら、実際には彼らが教わる"人類の敵"など存在しないのだから…
本当の"人類の敵"とは、産まれながらにして能力を持ってしまった"子供たちの方"。未熟な彼らが能力の使い道を一歩でも間違えれば大惨事になりかねない。
能力者は危険過ぎるのだ。
政府はそんな能力者達を『人類の敵と戦う為』と嘘を付き、この絶海の孤島に隔離。"送り込んだ刺客"を使って秘密裏に排除させる作戦を決行していたのだ。
そして、その送り込まれた刺客というのが…
柊ナナ
彼女は能力者を一人、また一人と排除する為に政府が送り込んだ刺客。
【人の心を読める能力】というのも嘘で、類稀なる洞察力で心を読んでいるように見せかけているだけの【無能力者】…。普通の人間だった。
人類の安全を確保する為【無能なナナ】は強大な能力を持った能力者達を知力を巡らせ完全犯罪で殺していく…
主人公だと思っていたナナオは一話で殺害されちゃいます…
これ、一話の話だからね!!!
この作品はそんな無能力者のナナちゃんが主軸となり、頭だけを使ってどれだけ安全に能力者を殺していくのかに焦点が当てられており、普段は可愛らしいナナちゃんが一人、また一人と能力者達を殺していく裏の顔に、ゾッとしてしまうこと間違い無し!
『この島には何か秘密がある』とやってきた小野寺キョウヤは次から次に起こる殺人事件を独学で学んだ推理力で暴こうと奔走する。
この探偵vs殺人鬼の構図が正しくサスペンス!!って感じなんですよw
最後に笑うのは無能力者か、人類の敵か!?
二人の頭脳戦から目が離せない!!!
誰も結末を予想できない裏切りの連続で、一度読み始めたら止まらなくなる事請け合いだ!!
ナナちゃんの華麗な殺害トリックに酔いしれろ!!
とてもオススメの漫画です。
正直、この程度のネタバレで面白さが失われる事はない程に衝撃展開てんこ盛りなので、是非気になった人は読んで欲しい一作だ。
↑妹にイラスト描いてもらいました!
@hanakura_yururi
ここまで読んでくれた方ありがとうございます!!次回の記事にご期待下さい!!それでは、アデュー!!ノシ