2018年の最後を彩るクソゲー「絶対絶命都市4」レビュー!
絶対絶命都市4発売、おめでとうございます!
いやぁ、待ったよ~
ずっと楽しみにしてたからね!?
2011年発売のはずが発売中止…
しかし、グランゼーレさんのおかげでまた絶対絶命都市は復活を果たし日の目を見る事が出来ました!ほんと、グランゼーレさん様々と言ったところ。
しかし!!!
7年の月日を有し完成したタイトルは、2018年を締めくくるにはあまりにお粗末な出来上がりで、今までのファンすら白目を向くレベルだったのです…!!!
これはもう"アイレムクオリティー"では片付けられない…
「巨影都市」でこそ中々のクソゲーで痛い目を見たファン達。
今度こそ!と信じて購入した「絶都市4」。
しかしそんな期待の込められたソフトはファン達を大きく裏切り、前作の悪い点をさらにマックス増幅させ「巨影都市」がまだ何倍も面白かったと思わせる
悪魔のソフトだったのです…!!!
さて、俺ちゃんがここまで言うのは何故なのか解説して行こうと思う。
俺ちゃんは面白くなかったゲームはすぐ売っちゃうし、わざわざレビュー欄で批評する事は滅多にありません。
この絶対絶命都市4も売らずにまだソフトを持っているので、少なからずこのゲームに俺ちゃんはまだ「面白さ」を見出しているのでしょう。
そしてなにより、次回作があったとしたら、次はこんなにお粗末であってほしくないのです。
だからこそ!!
このブログではこのゲームのダメな所、惜しい所を惜しみ無く指摘していきたいと思います。定価で買ったんだからそれぐらいはさせろ!!いや、させてもらう!!
正直お世辞にも定価で買うレベルの品質ではないからなこのゲーム!!!
最初に言うけど、このゲーム嫌いではないからね!?好きなの!!好きだからこその批評である事は分かって!!
※元々この記事は前作、絶都市シリーズの番外編ともなる「巨影都市」の批評レビューだったのですが「絶都市4」がそれを軽く上回るクソゲーだったので、それメインの記事に書き換えました。
ここがダメだよ絶都市4!!
その1・グラフィック
気になる人には気になるこのグラフィック。
まるで「PS2のグラフィックをPS4で再現しました!」と言わんばかりのグラフィック。
登場人物のプラスチックのマネキン感。
PS3にすら追い付いてないという印象でした。ムービーもプレイ中もなんか映像がガビガビしてるし、今の小学生は知らない"VHS"で録画した映像かな?と思いました。
ここがダメだよ絶都市4!!
その2・全体的にもっさり
シリーズ通して、ボタン入力をした際の反応が0.2~3秒遅れている印象。なんかスムーズにいかないのにイライラする。反応悪すぎて常にボタンをポチポチしていた印象。後、度々のロード長い。テンポがとにかく悪くなる。このもっさり感は絶対どうにか出来るはずなので妥協許すまじ。
ここがダメだよ絶都市4!!
その3・フリィィィズ!!!
今をトキメク次世代機PS4の能力を全く生かし切れてないのか処理が追い付かず序盤でフリーズからの強制終了がしばしば…
俺ちゃんは4回フリーズにあい、オートセーブのない本作はその度の戻し作業が苦痛で苦痛で…
序盤でこんなにフリーズされた時点でこのゲームの評価は氷点下まで下がってもおかしくない。フリーズだけにね。
思えば前作"巨影都市"でも序盤でフリーズに悩まされたなぁ。これどうにもできないの?
いや普通どのゲームにもないものでしょフリーズなんて。なんとか出来たはずだ。
ここがダメだよ絶都市4!!
その4・周りがアホ過ぎる!!
大震災(震度7)起きてるのに避難せず仕事の心配をしたり崩れたビルに出社する社畜。イチャイチャするカップル。談笑するヤツ…なにしてんねんコイツら!!w
とにかく市民に危機感がなく、絶対絶命感が微塵も感じられない本作。
会社になんとしても戻ろうとする社畜。
通常運営するブラック企業。
↑震度7の地震直後で今にも崩れそうなビルの中で面接を迫るリクルート。
主人公も明確な目的がある訳でもなく、周りは倒れかけたビル群に炎上した車両、迫る液状化現象…そんな中
リストラされたおっさんを励ましたり
偽コンビニ店員を咎めたり
学校の生徒探しを手伝わされたり
主人公の目的がとにかくフワフワしている。はよ避難せぇw
こういうゲームに余計なモブを描くとかえってリアリティに欠けますねん。
ここがダメだよ絶都市4!!
その5・無意味なものまみれのシステム達
絶都市4は主人公にHPが用意されているがほとんどのダメージが"即死"である為、体力制の意味はないし体力回復アイテムの意味もない!!
ストレスゲージ(HPの最大値を削ってくる)もあるがこれもあまりある意味はない。ストレス自体貯まるシーンが滅多にないし、あまりデメリットなシステムとして働いていない。度々用意されるセーブポイントですぐストレスは回復出来ちゃう。だからやっぱりストレス解消アイテムの意味もない。
無意味なシステムは他にもあり…
今作から“空腹“ “渇き“ “便意“のステータスが追加されリアルなサバイバル要素が追加された。
これら要素は公式が散々推していたのだが…
さて皆さん問題です。
これらステータスをほっておくとどうなるか、お考え下さい。
正解は…
なにも起きません←
MAX空腹、MAX渇き、MAX便意にしても、特になんのデメリットもなくクリアする事が出来ます。
ハハハハ…
は?
これにより度々用意されているトイレに食べ物に飲み物…
活用する理由は全くありません←
さらにさらに、このゲームには善行ポイント、悪行ポイントと行ったシステムがあり、
良い事をすれば善行ポイントが。悪い事をすれば悪行ポイントがたまったいきます。これは画期的!
ポイントが貯まった場合どうなるのか!皆さんお考え下さい!
そう、何も起きないんです←
エンディングが分岐する訳でも、周りの反応が変わる訳でもなくただあるのです。
ただあるだけのシステムは他にも…
「おーい!」と声をあげる
呼び掛けシステム。
これは絶都市シリーズにはお馴染みのシステムですが、今作に呼び掛けを使うシーンは一切ありません。全く無意味なシステムです。
アイテムの組み立てシステム。
あるアイテムとあるアイテムを組み立てて新しいアイテムにしたり分解して別々のアイテムにしたりと、サバイバルゲームにはよくあるシステム、これも絶都市シリーズには欠かせないシステムですが、今作でストーリー上組み立てを使うシーンは1〜2回程です。いらんわこんなシステムもうw
"分解"に至っては全く使わないです←
その無駄なシステムを削って少しでもグラフィックに手を回すとかできたろうが!!
ここがダメだよ絶都市4!!
その5・引き継ぎ要素無し
絶都市4の見所はなんと言っても選択肢の多さだ。一週目で選ばなかった選択肢を二週目、三週目と選んで行くという楽しみ方を推しているなら引き継ぎ要素はなくてはならないというのはバカでも分かります。コスチュームを最初から替えて遊べる要素があるだけで飛躍的楽しく周回出来ます。
しかし流石のグランゼーラ。そこに気づかない。
お金を貯めて買ったコスチュームも、二週目になるとなかった事に。
お金を出してコスチュームを揃える意味も無くなってしまう。
巨影都市も同じ事を指摘され、アップデートで引き継ぎ可能にしてたのに、なんでまた同じ過ちを!!?
ここがダメだよ絶都市4!!
その6・前作で出来ていた事が出来ていない
先程も言ったこのゲームの選択肢の多さだがどれを選んでも結局ストーリーが分岐する事はなく、選択肢の意味がないものになっている。
どんなにクズ選択しようが、どんなに真面目な選択をしようが一切変わらない。何の問題もなくストーリーは進むので、どれを選ぶかで迷う心配はない。
明らかにここ選択間違ったらゲームオーバーだろ…!!な状況での選択肢もどれを選んでも大丈夫だ。
↑どれを選んでも平気です。
前作絶都市1〜3には選択肢によって性格が変化したり、パートナーの好感度に影響したりエンディング分岐などがあったのだが、今作には全くそういったものがない。これは巨影都市もそうだったが、何故そこで妥協するのか。作り込めよ!!
ここがダメだよ絶都市4!!
その7・怒涛の鬱展開ラッシュ
そして救いの全くない怒涛の鬱展開。
自然災害の危機より遥かに人間間のトラブルの方が多い今作。"絶体絶命"を自然災害にではなく登場する人物に全振りしている。
なにせ絶都市4は登場するキャラクターの半分以上はクズです。
そんな様々なクズが登場し翻弄されますが、何一つ解決せずイベントは終わります。
そう、クズに仕返しやギャフンと言わせたり出来ず、ただただこちらが歯を食い縛って耐えるしかないイベントばかり。
やってて爽快さなど一つもないのです。進めば進む程鬱展開。弱いものは死ぬかレイプされるか。今までのシリーズにあった助け合い、絆、ふれあい、ないない!!そんなものないよ!!
そして挙げ句の果てには主人公でさえクズなのです。
先に進む為にはプレイヤーの意思関係なく強制的にお金を盗まないといけなかったり、人を騙さないといけなかったり。
絶対絶命なのは都市じゃねぇ。人間の方だ。
"絶対絶命人間4"なんだ。
しかしその癖、へんにギャグとかおバカ要素入れてきて、マジで方向性が分からんのよこのゲーム!!
どういう感情でプレイして欲しいのかさっぱりなんだわ!!
シリアス路線か、おバカ路線かハッキリしろと!!
ここがダメだよ絶都市4!!
その8・とにかくお粗末
「ここで流しとけばお前ら感動すんねやろ?」と言わんばかりに強引に挿入された主題歌が流れる度にプレイヤーは白目だろう。神曲を台無しにしていくスタイル。
えっ!?今!?って状況で挿入される主題歌。誰が感動するねんw
エンディングも酷いもんで、広げた風呂敷に全て投げ入れて包んで「じゃあの!」と足早に逃げた感じ。
全くスッキリしない終わり方です。
エンディングをここまで虚無状態で迎えたゲームは始めてです。感動、達成感、そんなものありません。いつの間にか終わってました。
そしてなんと言ってもシリーズを通した「操作性の悪さ」これにつきます。もうね、全体的に操作しにくい。1~4、巨影都市と、全く変わらない操作性の悪さ。PS2時代は全然我慢出来た。むしろ気にならなかった。しかし、それをPS4に持って来ちゃあ話は別だ。PS4という次世代機でこの操作性の悪さは許容出来ない。
と、言い出したらキリのない粗の数々。
褒められる所が「途中手に入る災害マニュアルが実際役に立ちそう」ってくらい。災害シュミレーターな側面を持ったゲームの割に、中身は災害時やってはイケない事のオンパレードだし。学ぶものは災害マニュアル以外何もない。
プレイヤーに細かい所で優しくない部分が散見するし、今までシリーズで出来てた事が出来てなかったりとファンである分本当に残念な出来です。それに7年も待ったというのをお忘れなく。
グランゼーレさん。それでもあなたのゲームが大好きです。これからも購入しますが、でも、いつか、あなた達の本気を見せて下さい。そして、本気のディザスターゲーム期待してます。応援してます。
そんなグランゼーレさんにオススメの資料があります。
Wiiで発売された「ディザスター デイ オブ クライシス」です。
ディザスターもののゲームではこれを越えるモノはないってくらいのクオリティー。ほんとに大好きな作品。これぞ完成された"絶対絶命都市"。どうぞ、参考までに。
絶体絶命都市4を購入して消沈した皆様にもオススメの一本です。
↓2018年、俺ちゃんの買ったゲームです↓
マジで神ゲー揃いの年の最後の最後で絶対絶命都市4はあまりにもクソが目立ち過ぎたよ💩