妄想ラノベレビュー「異世界から転生した勇者より宝箱配置人の方が過酷だった件」レビュー!
俺ちゃんはラノベやなろう小説を読んだ事がないです。ラノベやなろう原作の漫画やアニメも見た事ないです。
しかし、今やこれらのジャンルから面白い作品がドンドン排出されてる中で、ネカフェ店員である俺ちゃんがこのままこれらを知らずにやっていく事は正しい事なのか?
否!
ここは流行りに乗っかり、彼ら作品群を読んで面白かったら紹介しようじゃないか!!
という訳で人生で最初に手にとったこちらのラノベ作品
「異世界から転生した勇者より宝箱配置人の方が過酷だった件」
がかなり面白かったので紹介していこうと思う。
ラノベあるあるのなっげぇタイトル!
そして未だに略し方が分からんこれ!!
〜あらすじ〜
ある森の中、咥えタバコのダンディな男が一人、彼の名を一級宝箱配置人「ダルクス」。今作の準主人公です。
宝箱配置人とは…!!
町、村、ダンジョン、あらゆる場所に「宝箱」や「アイテム」を良い感じに配置し、勇者を陰ながらサポートする職業である!!
ダルクスは森の中、木の枝にぶら下がり気絶している学生服を来た青年「僚崎 駿介」を見つける。彼が主人公であり、お気付きの通り現実世界の日本から異世界転生してきた高校生だ。しかし、彼はこれで二度目の転生。一度、別の世界に転生し勇者として世界を救った経歴を持つが…
目を覚ました駿介は慌てふためく。
「またトラックに轢かれて転生した!!
おい、これはどういう事だよ!!居るんだろユーリル!!ユーリル!!」
呼ばれて登場したのが女神の「ユーリル」。
ユーリルに駿介は問いただす。
「やっぱりお前の仕業か!!なんでまた転生したんだ!?魔王から世界を救ってハッピーエンドを迎えただろ!?」
「実はこの世界でも魔王が暴れてるらしく、この世界も私の管轄なのでどうにかしないといけないと思い、手っ取り早いのでまたあなたに転生して貰いました。」
「…て事は、あの事故はお前が仕掛けたんだな…!!この人殺し!!悪魔!!」
この世界でまたも魔王の手から民を救う勇者の指名を背負った駿介。
ダルクスに案内され駿介は城の王様から正式に勇者に任命されに行きますが…
「もう別に勇者居るんだわ。だからもう間に合ってます」と一蹴される。
「どういう事だ?ユーリル…」
「お、おかしいですね…もう勇者が居たなんて…テヘペロコツン」
「だったら俺は要らないだろ!早く元の世界に帰らせてくれ!」
「あぁ〜…ですが、あなたが元の世界に帰る魔法を「魔王を倒したら」に設定してるので…魔王が倒されるまで帰れません!テヘペロコツン」
「お前なぁ…ほんとダ女神だよ。前回の冒険だって所詮「モンスターを倒した数とか次の目的地を教えてくれる」くらいしか取り柄のない存在だったしな!!」
(↑多分ユーリルちゃんはRPGで言うナビゲーション的立ち回りのキャラだったんだなw)
…てな具合で帰る事も出来ず勇者にもなれず露頭に迷う事になった駿介は、ダルクスに誘われ、来たる別の勇者の為にアイテムを配置する職業「宝箱配置人・補助」として一緒に冒険をする事になる…といった、異世界転生ドタバタコメディだ。
この作品はRPGや異世界転生もののあるあるネタがふんだんに盛り込まれており、そういうのが好きな人にとってはかなり面白い作品となっている。
Q.何故RPGの世界では至る所に宝箱が設置しているのか
A.宝箱配置人がアイテムを配置してくれてるから
Q.何故勇者が家屋に侵入してタンスを漁っても住民は怒らないのか
A.宝箱配置人が住民に「勇者侵入許可証」にサインさせ、タンスやツボにアイテムを配置しているから
他にも
Q.何故冒険の最初、世界を救う勇者に王様はひのきの棒と少量のお金しかくれないのか
Q.何故最初の町に強い武器を配置しないのか
Q.宝箱は他の人間が勝手に開けたりしないのか
などなど、RPGで気になるあれやこれやをネタにし、その謎をあれやこれやで理由付けされているのがなんとも楽しいw
冒険をするのはダルクス、駿介、ユーリルだけじゃないぞ!
他の登場キャラクターも魅力的で個性的だ!
ポニョン(ペット)
ダルクスがいつも連れているペットのポニョンは宝箱から飛び出すタイプの魔物「ミミック」の子供。
ダンジョンに紛れているミミックを配置しているのも実は宝箱配置人の仕事。
理由は「定期的にミミックを配置する事で勇者以外は開けなくなる」らしい。防犯の為だったのね!!
リーサ(宝箱配置人・魔法補完担当)
出会いの酒場で仲間にする新米の女僧侶。
宝箱一つ一つに魔物が開けられないよう聖なる力を宿らせ、宝箱ごと持って行かれないように魔法で地面に接着させる役目を持つ。怪我をしたら回復もしてくれるぞ!頼りになるが少しメンヘラの気がある。
イズミル(宝箱配置人・書記担当)
女学者。旅のルートや、どこに宝箱を設置したかや出来事の記録をする。勇者の冒険をより良くする為にイベントを捏造するのも彼女の仕事。船をすぐ手に入られないのも、勇者のお使いイベントも大体彼女のせい。背が低いので度々子供のフリを強要され潜入調査にこき使われる。
テルール(宝箱配置人・防衛担当)
勇者に憧れる男戦士。つおい。宝箱配置人を魔物から守る役割だ!!スケベなのがたまにキズだぞ!でもつおい。元勇者の駿介にライバル心剥き出し。まぁ、駿介は今回の旅ではただの「宝箱配置人・補助」なんだけどね!
一緒に旅をするのはこの6人(1匹)だ!
その他にもキャラクターはいますが、割愛します。
とにかく、旅の途中、様々な苦難やトラブルが宝箱配置人に襲いかかる!!そしてなんとかそれらを乗り切って…
目指せ最後のダンジョン!!魔王の城へのアイテム配置を完了せよ!!!(倒すのは勇者の仕事)
ちゃんと勇者サイドの物語もあって、宝箱配置人達の仕事が勇者にどう関わっているのかも見物です!
RPG好き、異世界転生ものが好きな方には是非オススメの一作!
まぁそんな作品、ほんとはないんだけどね←
"妄想"ラノベレビューだから!!
全て俺ちゃんの妄想の産物な!!
しかしながら、こんなラノベあったらほんとに読んでみたいよ。似てる感じのヤツあったら教えて下さい!!🤗
なかったら…
俺ちゃんもなろう小説家になろうか…?←