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ポップカルチャーって最高。

ガチで現実に影響を与えたゲーム「ニューダンガンロンパV3」考察!!

ダンガンロンパ

 

それは俺ちゃんに

生きる意味を与えてくれたゲーム…

 

俺ちゃんが本当に大好きな作品で、"いつ死んでも良いや"と、人生に疲れた時も脳裏の片隅で「ほんまに死んでええんか?ワシの新作出るやで?」と引き止めてくれました←

言わば、命を救ってくれたと言っても過言ではない。

 

そんな大好きな作品ダンガンロンパですが、その中でも一際目立って異彩を放ちまくった作品があるのはご存知だろうか?

 

ニューダンガンロンパV3

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ダンガンロンパナンバリングタイトル3作目にして最新作、賛否両論の物議を醸したこの作品。

大好き!大嫌い!に分かりやすく二分されるこのゲーム。

一体、このゲームは何を評価され、批評されているのか。

それを今回は紹介していきたいと思う。

 

 

 

ニューダンガンロンパV3の結末のネタバレを含みますので未プレイの方はご注意下さい!!!

 

 

 

まず、ダンガンロンパシリーズは毎回プレイヤーをアッと驚かせ、ゲームの常識に囚われない尖りに尖りまくったコンテンツである事は、全作品遊んだファンには言うまでもないだろう。

 

毎回何かしらの爪痕を大きく残して、プレイヤーに余韻を与えてきた作品だ。

 

V3も必ず最期、何か爪痕を残すのだろう。"ただじゃ終わらないのがダンガンロンパ"。シリーズをプレイしたプレイヤー達は身構えた事だろう。

 

結果的に

爪痕を残し過ぎた。

爪痕まみれでボロボロじゃねぇか!!!ってレベル←

 

ニューダンガンロンパV3はそんなヤリ過ぎた爪痕のせいで賛否の"否"が目立つとてつもないコンテンツとなってしまったのだ。

 

 

 

 

 批評されるポイントその1

 

ニューダンガンロンパV3は前作との繋がりはなく、全く新しい舞台、キャラクターで構成された、今までダンガンロンパをプレイしていない人でも楽しめる!!と、宣伝されていたにも関わらず、いざ後半を駆け抜けていると衝撃の事実。実は地続きの世界線である事がほのめかされる。

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V3の高校生達も前作同様の黒幕によってコロシアイを強要されていたのだ。

 

が、

すぐに、そうではなく

「前作ダンガンロンパはフィクション(ゲーム)であり、ダンガンロンパ1・2・3~とシリーズ化し、今や53作品にも及んだ。そして今まさに君たちがやってるコロシアイがその53作品目の「ダンガンロンパV3」なんだよ!!」と黒幕が暴露します(なるほど、”V3”の”V”はローマ数字の”5”を表していた訳だ)

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そして、今までのシリーズが”フィクション”であったが、その垣根を越え、53作品目のダンガンロンパリアルコロシアイゲーム番組という事で、一般参加者を募り、参加希望で集まった人達に面談したあと選ばれた高校生は記憶処理され、本当にコロシアイをさせ生放送で世界に中継していた。

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つまり、ニューダンガンロンパV3に出てくる高校生達は全員、自らこのコロシアイゲームに参加した狂信的なダンロンファンに過ぎなかったと知らされる。(本当にコロシアイをさせられると分かっていて参加したのかは定かではない)

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さて、批評されるのは

”前作がフィクションである”と散々念押しされる部分だ。

今までのシリーズをプレイしていた人達にとって、前作を全否定される”フィクション発言”は、許容出来なかったのかもしれない。

似た理由で炎上した映画あったよね。ドラ○ンクエ○トユアス○ーリーって言うんですけど。

 

まぁそこに関しては俺ちゃんはなんとも思わなかったです。

あ、V3のキャラクターは限りなく俺ちゃん達に近い世界線にいるのかぁ。ぐらいに。

だって、俺ちゃん達からしたら間違いなく、ダンガンロンパというコンテンツはフィクションの産物だからね。

 

熱狂的でダンロンを身近に感じていた人、「ダンロンの世界は確かに俺の中では存在したんだ!!」と入れ込んでいる人程、ショックはでかかったようだ。 

 

 

 

 

 

 批評されるポイントその2

 

嘘だ!!そんな訳ない!!

と、黒幕にたてつくコロシアイゲームを生き残ってきたメンバーですが、様々な証拠を突きつけられ絶望してしまいます。

無理もない。記憶処理をされ忘れているとは言え、自分がこんな残酷なコロシアイゲームに自ら参加したとは思いたくないよね。それに、超高校級の才能、過去の意味深な記憶も、番組側に用意された”フィクションの設定”だと言われたら、そらぁ絶望もします。

 

そして生き残りメンバーは疑問に持ちます。

何故こんな残酷なコロシアイゲームが、ダンガンロンパが、53作品も続いてしまったのか。

黒幕は言います。

「世界はとても平和で退屈。だから人々は刺激を欲した。そしてダンガンロンパは53作品も続く巨大なコンテンツに成長した」と。

つまりこの残酷なゲームが続くのはこれを見ている世界中の視聴者が欲するからだと。このコロシアイが終わるとまた新たなコロシアイを求める。次のダンガンロンパを求める。f:id:umaufoump:20200410070138j:image

それを聞いた生き残りメンバーは、そんな外の世界に再び絶望するのです。

こんな残酷なコロシアイが好きな世界に、視聴者に、絶望するのです。

ここのくだりが今まさにダンガンロンパをプレイしているプレイヤーと重なります。

確かに、僕らがダンガンロンパの新作を待ち望むから、新たなダンガンロンパが生まれる。コロシアイが生まれる。 

 

人によっては遠回しに、プレイヤーを否定している。と感じる方もいるだろう。まさにこれがV3批評の二つ目の理由だ。

お前がダンガンロンパの新作を待ち望むからまたコロシアイが始まり、犠牲者が出るんだよ?と。

間接的にプレイヤーを説教している。と、捉える人も居るようで。

似た理由で炎上した映画ありましたよね。

ド○ゴン○エストユア○トーリーって言うんですけど。

 

んでその後、生き残りメンバー達は「僕達がこのコロシアイゲームを放棄して、視聴者に「ダンガンロンパはつまらない」と思わせれば、もうこれから先、ダンガンロンパは作られないだろう!!」って事で、ガチで展開もなにも起こらないグダグダと長い主人公のお説教タイムが始まります。

 

 

 

批評されるポイントその3

 

最終的に、生き残りメンバーは見事視聴者にダンガンロンパはつまらない」と思わせ視聴率を大幅に減らす事に成功。黒幕も撃破します。

 

しかし、結局のところ、黒幕が言っていた事が本当だという証拠もなく、自分達が記憶処理されたただの一般人である…というのはフィクションなのかもしれないし、ほんとかもしれない。

実はこの世界は前作ダンガンロンパ1・2と同じ世界なのかもしれないし、そうでないかもしれない。

もしくは、どれにも該当しない全く違う世界が広がっているのかもしれない…と、生き残りメンバーは思いを馳せ、コロシアイの行われた学校を後にしてTHE・END

 

このゲームは始終、”嘘”をテーマにしているので

プレイ中、何度もプレイヤーは”嘘”に翻弄されます。

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このゲームの結末は結局、何が嘘で何が本当なのか。

それがまるっきり分からない状況でエンディングに行くのです。

これが最後の批評ポイントでしょう。

悪く言えば製作者が結末をプレイヤーに投げ出している。

 

しかし、俺ちゃんはそこも、ダンガンロンパらしい終わり方だなw」とあまり悪い印象は持たなかったです。

最初から嘘をテーマにしていたし、最後の最後までプレイヤーを嘘に翻弄させたまま終わるダンガンロンパ…むしろ脱帽しました。

 

様々な考察がされ、なにが本当で嘘なのかを議論され、結末に終止符を打とうとする人も居ますが、それは違うんじゃないかと思います。

このゲームは「何がほんとで嘘か分からない事が結末」であるから、それ以上を考えちゃうのは愚の骨頂だなぁと思う訳です。

だから、批評ポイント1で紹介した”前作をフィクション扱いされ批評”の部分もお門違いなのでは?と思う訳で。

だって、本当にフィクションだったのかどうかも結局明言されてないのでね。

本当にダンガンロンパを愛していて前作が好きなら、フィクションじゃなかったという可能性を信じてやれよ!!と思うのです。

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さて、そんなニューダンガンロンパV3ですが、Amazonのレビューを見てみると、やはり、6章(黒幕戦)ガチでつまらない!説教長い!苦痛!という声と低評価がかなり目立ちます。

 

しかし、それこそ、意図されていたモノだとしたら?

 

多くのダンガンロンパファンがこの作品に失望した。絶望した。次回出ても買わないと言います。まさに、6章のコロシアイ視聴者達のように。

 

これはすなわち、ガチでV3の生き残りメンバー達の「ダンガンロンパをつまらなくする」という作戦が功を奏し、フィクションの世界から現実に影響を与えたと行って良いのではないか?

 

むしろそれでもなお、ニューダンガンロンパV3を布教し、次回作を熱望する俺ちゃんの方が、彼らにとっては最悪な"視聴者"なのだと考え、涙を吹きながら記事を描く訳です。

 

 今年でダンガンロンパ10周年を迎えました。

はたしてこの先、ダンガンロンパの新作は出るのでしょうか?

何か新しい情報が出る事に期待です!!V3生き残りメンバーごめんよ!!