ある日超能力を持ってしまった高校生の記録…映画「クロニクル」レビュー!
もしある日、いきなり自分に超能力が身に付いたとしたら…あなたは何をしますか?
今回は、超能力を手にしてしまった高校生3人の一部始終を描くSFスリラー映画「クロニクル」を紹介レビューして行きたいと思います!
あらすじ
主人公アンドリューは冴えない学園生活を送っていた。
引っ込み思案で彼女もいない、友達も居ない、家に帰れば母親は病気で寝込んでおり、飲んだくれの父親に暴力を受ける毎日。
そんな彼の唯一の趣味はビデオカメラで日常を撮影しYouTubeにアップする事だった…
そんなある日、従兄弟のマットとその友達スティーブにいつも持ち歩いているそのカメラであるものを撮影して欲しいと頼まれる。
森の中にぽっかりと空いた謎の穴。
好奇心でその中に入った3人はそこで謎の結晶体を見つける。
それに近付いた3人は鼻血と目眩に襲われ謎の穴を後にする。
それ以降というもの、3人には何故か超能力(テレキネシス)が身に付き、物体を手で触らずに動かしたり、自らを宙に浮かせる事が出来るようになる。
3人はその力でイタズラをしてそれをカメラに収め楽しんでいた。
使えば使う程強くなっていくその超能力に次第に慢心していき、アンドリューはその力で他人を傷付けてしまう。
超能力を使うにあたってのルールを定め、あまり超能力を使わないと誓う3人だったが、アンドリューは一人その力を鍛えていき…
…と言った内容。
さぁこの映画の見所はなんと言っても、俺ちゃんが大好きな"POV映画"であると言う事。
POV映画とは"ポイント・オブ・ビュー"の略で「一人称視点の映画」の事を指します。
このブログで紹介した「武器人間」「グレイヴ・エンカウンターズ」「ハードコア」と同じ映画ですね。
この映画は始終「アンドリューの撮影しているビデオカメラの映像」を観ている…状態でお話が進みます。
こう言った映画は常に"手持ちのカメラ映像"で進行するのでカメラアングルが常に人視点の為、代わり映えしないのが難点でしたが、この映画はそれを見事払拭。
途中からアンドリューが超能力でカメラを浮かせながら撮影する為、POVではあり得なかったカメラアングルが表現されています!
映画後半にはビデオカメラの映像に留まらず、監視カメラの映像、ドライブレコーダー、警察のヘリからの映像、一般市民のスマホからの映像などに切り替わり、POV映画として飽きさせない作りとなっていてかなり面白く仕上がっています!
最初は3人の高校生の他愛もないイタズラを記録した映像だったのが、後半に連れかなりショッキングな映像へと変貌していきます。
その平和が崩れ去る様にハラハラドキドキする事、請け合いだ。
果たして超能力を手にした3人はどうなってしまうのか?
POVの映画の中でもかなり面白い作品です。
POV映画を見た事がなければこれから入ると丁度良いかも?
いやぁ、POV映画ってほんと大好き。
このリアリズムが良いんですよねw
POV映画に是非、みんなもハマってみてくれ!!